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2014/04/27

What I mean...

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テレビに出る話を頂戴したとき、実を言えば、ものすごくためらいがあった。

テレビに出れば多少は知名度は上がるかもしれない。だが、ぼくは芸能人ではなく、完全無欠の講師でもない。穴だらけで不完全な、修行中のいち講師の身にすぎないのだ。

たとえば、英語について言えば、世の中にはぼくより英語ができる人はごまんといる。授業でも公言しているが、ぼくはいまだに英語は苦手だし嫌いだ(もっとも、だからこそこの仕事ができるのだとも思っているが。嫌いで苦手なものをどう克服してきたかを示すことが大切だと思うから。なにより、英語が嫌いで苦手な生徒さんの気持ちがわかるから)。教え方についても、ぼくよりはるかに巧い人もたくさんいるだろう(何をもって巧拙を判断するかは難しいが)。

昨年、林修先生がブレイクして流行語大賞まで受賞した。だから、テレビとしては二匹目のドジョウを狙うのは当然で、たまたまその白羽の矢が(なぜか)ぼくに立ったのだが、ぼくじしんは生涯いち講師のつもりだし、タレントに転向するつもりなどまったくない(笑)。だから、仮にテレビに出たからといって、芸能人のような扱いを受けることは望まないし、本業の妨げになったり、大切な家族や仲間に迷惑がかかるようなことがあってはならないと思う(これが芸能人であれば、プライバシーも切り売りする、とか、有名税だ、などといって正当化されてしまうかもしれないが)。

では、なぜテレビに出ることを決意したのか。いくつか理由がある。

第一の理由は、普段とは違う珍しい現場を経験できるから。こんな機会でもなければ、吉本の芸人さんの前で授業をするなんてことは考えられなかったし、彼らがいかに真剣に笑いに取り組んでいるかがよくわかってとても刺激を受けた。授業の話のタネにもなる(笑)。日常とは異なる体験は、じぶんのなかのマンネリを打破する刺激にもなるはずだ。

第二に、仮にこれで仕事の幅が広がれば、じぶんだけでなく、じぶんの仲間にも仕事を頼むことができるかもしれない、という思いがある。少子化で先細りの予備校業界、限られたパイを奪い合うのではなく、新たな市場を開拓することが必要であり、テレビに出ることがきっかけでなにか市場の開拓につながるかもしれないという希望がある。それに、これをきっかけに何らかの企画が立ち上がったとき、受験産業以外の業界にいる友人・知人たちにも協力をあおげるかもしれない。

第三に、受験英語に限らず、受験勉強に対する世間の偏見や誤解を払拭し、より良い教育を提供するきっかけになれるかもしれない、という思いもある。もちろん、ぼくは受験業界を代表するわけではないし、ぼくの意見が正しいとも限らない。だが、議論の場を提供するきっかけぐらいにはなるかもしれない。

また、年齢的な理由もある。いま、ぼくは43歳。働き盛りではあるけれど、予備校講師として最前線で働けるのがあと何年あるかわからない。そもそも、歩く不摂生だから、あと何年生きられるかもわからない(こんなことを書いたら、母から説教メールが届きそうだが)。どんなにあがいても、あと数十年で生物としてのじぶんは消滅するのだ。だったら、好きなことをして我が儘に生きたって構わないじゃないか、と思ったのだ。

そして何よりも、こんなぼくに対して声をかけてくださった番組スタッフの皆さんのお気持ちに応えたかった、という思いがあった。もっとも「今でしょ!を超える予備校講師を発掘」という企画の趣旨を聞いたとき、「林先生を超えているのは体重だけなんだがなあ」と思ったけれど(笑)。
( ̄▽ ̄;)

有名になることの怖さはある。名が売れれば叩かれることもあるはずだ。周りからはじぶんの実力以上のことを要求されるかもしれない。仕事以外のことで批判されることもあるだろうし、プライベートでの行動も慎まねばならなくなる(汗)。それに、有名になったところで、お金がもっと稼げる保証もないのだから、さまざまなリスクを考えれば有名になるだけ損かもしれない(笑)。

そんなわけで、いまだに迷ってはいるけれど、TwitterやFacebookでみんなが楽しんでくれている様子を見ると、ああ、良かったな、と思ったりもする。

さて、これからどうなるか…?
(;´д`)

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