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2014/01/09

Sacrifice

半年前の記事だけど、ふと目に留まったので。

ニュース - 文化 - 古代インカ、生贄の子らは薬物漬け - ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト(ナショジオ) http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20130730002

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 アルゼンチン北部のジュジャイジャコ火山(標高6739メートル)の山頂で1999年、インカ帝国時代の子どものミイラ3体が発見された。古代インカの生贄の儀式カパコチャで生き埋めにされたミイラは、保存状態が極めて良く、非常に安らかな表情で知られている。

(中略)

「死の6~8週間前に生活が激変した痕跡が見られる。多量のアルコールのためだろう。最後の数週間は、コカやチチャによる更なる変化が認められる。コパコチャ(原文ママ)の儀式が最高潮に達し、いよいよ生贄として捧げられる時が迫るにつれて、量が意図的に増やされたのではないか」。

 1999年の発見当時、噛まれたコカの葉が口中から見つかっている。死の当日、おそらく少女はコカやアルコールの作用で意識がもうろうとしていたことだろう。場合によっては既に意識を失っていたかもしれない。穴の中でゆったりとしゃがみ込む姿勢や、周囲の副葬品、被っていた羽根付きの頭飾りが整っていた事実と符合する。眠りに落ちた少女は、穏やかに死出の旅路に就いたに違いない。
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現代の価値基準に照らして、この慣習を「残酷だ」と批判するのはもちろん的外れではある。だが、13歳の少女がコカとアルコールで酩酊させられて生贄にされたというのは、あまりにも哀しく、切ない。

「カパコチャ」で画像検索すると、彼女のミイラの画像がたくさん出てくる。とても穏やかな表情で、まるで眠っているかのようだ。苦しんだ様子が無いだけに、かえって奇妙な感覚になり、あれこれと想像をめぐらせてしまう。いったい、彼女は何を思っていたのだろうか、と。

火山の山頂で発見された、ということは、ひょっとしたら火山を鎮めるためだったのか。あるいは、富士山信仰のように神の宿る山だったのかもしれない。

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