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2013/05/13

Thanks a lot!!

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今朝、自宅のポストに、ゆうパックが届いていた。

差出人は伊藤賀一さん。秀英予備校でご一緒させていただいた、貴重な「畏友」の一人である。新刊が出たからとわざわざ送って下さったのだ。

いつも、新刊を上梓されるたびに送って下さるのだが、今回は『日本史B早わかり一問一答』(中経出版)と、関正生さんとの共著『これまで誰も教えてくれなかった受験勉強をしなければならない本当の理由』(秀英予備校)を送って下さった。前者は賀一さんから、後者は賀一さんと関さんお二人からの献本ということで、ありがたく頂戴し、拝読する。

『日本史B早わかり一問一答』は、左側に問題、右側に解答と解説という従来からある一問一答形式の問題集のスタイルを踏襲しながらも、解説は「賀一節」炸裂のキレのいい解説である。

大塩平八郎の乱の説明では…。

「1837年には、大坂奉行所のもと与力、”知行合一”の陽明学者大塩平八郎が反乱する。この人、わずか半日で大阪の5分の1を焼いた難波のボ○バーマン。」(p.195)

日韓併合の説明では…。

「日本がどう思うかは別として、東アジアの伝統的な世界観においては、①中国を親分、②朝鮮を兄貴分、③日本を弟分としてきたからね。秀吉の侵略という反抗期〔中2病?〕の後、”鎖国”で引きこもり気味になった息子(弟)が何を考えているのかイマイチ解らないうちに、『突然強大化して暴れてる!』っていう感覚なんだろうね。」(p.259)

という調子で、歴史の専門家からすると「バカバカしい説明だ」と思われるかもしれないが、じつは、賀一さん自身、そんなことはお見通しの確信犯なのである。

『これまで誰も教えてくれなかった受験勉強をしなければならない本当の理由』の「むすび」で、このように述べている。

「予備校の講師は、学問的には大学の先生(プロの格闘家)に劣り、教育者としては学校の先生(レスリング選手や柔道選手)には及びません」「しかし、入場するだけでお金を取れる、一挙手一投足でお客さんを魅きつけることができる、すなわち『見せ方』をもっともよく知っているのは、この業種のトップ講師(プロレスラー)です」

もちろん、この見解に対しても賛否両論あるであろう。

予備校講師の中には、元研究者や、現役の研究者として活躍している人もいる。そうしたアカデミックな講師からすれば「学問的に劣ることを自ら認めて正当化しているだけだ」と批判の的にはなるであろう。そうした見解も理解できるが、ぼくはそのどちらの立場も必要だと思うのだ。

予備校に集まる受験生の中には、まったく勉強に興味すらない受験生もいれば、向学心に燃え大学の学問に憧れる受験生(あるいは、マニアックな受験生)もいる。前者のタイプに学問的で専門的な話をいきなりぶつけても「なんだか難しい話ばかりしていてつまらない」と思われるであろうし、後者のタイプに面白おかしく説明すれば、白けてしまうかもしれない(もちろん、前者のタイプのなかにも、アカデミックな世界に触れて目覚めるものもいるかもしれないし、後者のタイプのなかにも面白おかしな説明に触発されてさらに勉強を好きになるものもいるかもしれない)。

予備校はあくまでも大学への「入口」にすぎず、大学そのものではない。そして、往々にして大学の研究者は予備校の講師を「チョーク芸人」と揶揄する(もっとも、ここ数年はそうした「チョーク芸人」という呼び方を聞かなくなったが)。

賀一さんは「超一流のチョーク芸人」を目指している(…と断言できるのは、以前、静岡校でご一緒したとき、授業の後、食事をしながらそういう話をしたからだ。お互い、「チョーク芸人」として立派に生きていこう、誇りを持とう、とw)。逆に、アカデミックな志向を持つ予備校講師は「チョーク芸人」という評価に猛反発するからこそ「研究者レベルの知識を身につけている」ことを証明しようとしているのではないか、とも思う。

そして、それぞれのタイプの講師に与えられた「役割」があり、予備校ではそのいずれも大切だと思うのだ。

ただし、「チョーク芸人」であっても向学心がなければそこでオシマイだ。予備校の授業の目標は「学力を上げ、志望校に合格させること」のただ一点に尽きる。パフォーマンスばかりに走って中身がスカスカでは意味がない。それでは高いお金を払って授業を受けてくださっている生徒さんに失礼極まりない。

閑話休題。

『これまで誰も教えてくれなかった受験勉強をしなければならない本当の理由』は、受験生からよく寄せられるであろう49の質問に対して、二人からの「ガチンコ」の回答が書かれている。基本的にはぼくじしんが授業で生徒さんに話していることと重なることではあるが、本書で書かれている内容はさらに密度が濃く、ときに辛辣でもある。ぼくはどちらかというとまだ遠慮がちなので(笑)、もっとお二人を見習わねば、とも思うw

また、本書の中にも書かれているが、親御さんや学校の先生方にも是非、『これまで誰も教えてくれなかった受験勉強をしなければならない本当の理由』を読んで欲しい。

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