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2013/04/10

Contradiction...

今日は河合塾広島校のグリーンコース第1回授業。

前半(18:00~19:30)が高3英文法、後半(19:50~21:20)が高2英語。

初回は話すことが多く、どうしても授業の進度が遅くなるけれど、何ごとも最初が肝心。

さて。

ここに、どこからどう見てもろくでなしの男がいる、としよう。

中にはそんな男に惹かれる者もいるかもしれないが、良く思わない者も多い。最も多いのは、その男に何の関心も持っていない者だ。

ところが、ある日突然、その男をほめちぎり、さらに、その男のことを大好きになるようにと強制する者が現れた。「彼は本当に素敵な良い男だ」「みんな、彼を愛しなさい!」と吹聴して回る。

では、そうやって褒めちぎる者を素直に信じて、今日からいきなり「彼は素敵だね!」と愛することができるであろうか?

まず、そんなことはないだろう。

愛される資質の無い男をいくら褒めちぎっても、胡散臭いとしか思えない。そもそも、愛される資質があるからこそ愛が生まれるのであって、強制して愛するようにさせるものではない。


今日、国会で安倍首相は「教科書に愛国心と郷土愛が盛り込まれていない」という趣旨の発言を行った。

「愛国心」と「郷土愛」。

この二つは果たして両立するものであろうか。

否。

おそらくは矛盾する。

「国」という単位が必ずしもじぶんの「故郷」とは言えない。


そして、そもそも「愛国心」や「郷土愛」は学校教育で教えるべきものであろうか。あるいは、教えられるものであろうか。

否。

どう考えても無理だ。

仮に、学校で教えるとしても、そもそも教師が愛国心も郷土愛も持っていなければ教えようがないし、仮に愛国心と郷土愛に満ち溢れた教師が教えたとしても、愛を学校で教えることじたい無理があるし、なにかを愛するという気持ちは教科書で教えられる類のものではない。

愛国心や郷土愛で目をキラキラ輝かせた教師が「日本というのは素晴らしい国で…」と語ったとしても、きっと空回りするし、どこか不気味なものも感じる。そう、自己啓発セミナーや宗教にハマって人にその素晴らしさを滔々と説く盲信的、いや、狂信的な信者と似ているのだ。

愛国心やら郷土愛を学校で「教える」よりも、黙っていても愛されるような国や郷土を作る方が先決なのに。

本末転倒も甚だしい。

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