« It's hard to tell for now... | トップページ | There's no room for stopping to look back!! »

2013/01/22

A report on the play...(1)

先日、ぼくが出させてもらった芝居は、江戸時代を舞台としたの任侠物『喧嘩屋五郎兵衛(けんかや・ごろべえ)』という。大衆演劇ではかなりポピュラーな物語で、ぼくもたまたま他の劇団で上演しているのを観たことがある。

あらすじは以下の通り。

==========
『喧嘩屋五郎兵衛』

▼あらすじ
幼い頃に不慮の事故で顔に大火傷を負い、醜い火傷の痕が残ってしまった五郎兵衛。彼は辺り一帯を仕切るやくざの親分となった。

ある日、五郎兵衛の元に出入りの八百屋・藤助が縁談の話を持ち込んでくる。相手はとある大店の美しい娘で、少し前の花見の席で酔っぱらいに絡まれていたところ、五郎兵衛が遣わした旅人の伊之助に救われたのがきっかけで、五郎兵衛に惚れたという。

早速、その夜に仮祝言を挙げることとなり、結納金の仕度もさせた五郎兵衛だが、自分のような醜い男に惚れるはずはないと半信半疑でもあった。そんな五郎兵衛に対し、藤助は、その首を賭けても良いとまで言い張る。

帰宅した藤助が妻と縁談相手の娘に子細を話していると、旅人の伊之助が結納金を届けに来る。だがそこで、娘が惚れたのは旅人の伊之助であって、五郎兵衛ではないということが判明する。それを聞いて驚き、困惑する藤助。どうするべきかわからないまま、結局、やけ酒を煽り、酒の力を借りて五郎兵衛の屋敷に向かう。

実は間違いだった、そもそもお前のような醜い顔をしたやくざもののもとになど嫁ぐはずがないのだ、と酔った勢いで五郎兵衛に悪態をつく藤助。既に屋敷には祝言のために各地から親分衆が集まっている。やくざとして面子を潰されることを恐れる五郎兵衛は藤助に土下座し、せめて一晩だけでも、かたちだけでも祝言をあげさせてくれ、と懇願する。だが、その要求を突っぱねる藤助に対し、怒った五郎兵衛はとうとう刀を抜く。

その騒ぎを聞き付けてやって来たのが五郎兵衛の兄・朝比奈藤兵衛であった。藤兵衛は五郎兵衛と藤助を諌め、結納金だった金を手切れ金として藤助に渡して解き放つ。

そもそも五郎兵衛の顔の火傷は、幼い頃に兄弟で相撲を取っていたとき、藤兵衛に投げ飛ばされて囲炉裏に顔から落ちたことが原因であり、それがもとで五郎兵衛がやさぐれたことから、藤兵衛は五郎兵衛に対して強い負い目を感じている。

あとのことは任せておけ、と言い残し、祝言の支度の整った部屋に五郎兵衛を残して親分衆の元に向かう藤兵衛。

五郎兵衛は、祝言で飲むはずであった祝いの酒を大杯に並々と注いで飲み干す。だが、酒杯に映る自分の醜い顔を見ていたたまれなくなる。

酔った勢いもあり、恨みを晴らしに出掛ける五郎兵衛。まず、八百屋の藤助を斬り、次に藤助の妻と縁談の相手であった大店の娘を斬る。そして最後に、旅人の伊之助を斬りに行く。

伊之助と刀を交えているところに、藤兵衛が駆けつけて止めるが、五郎兵衛は納得しない。結局、決闘することとなり、藤兵衛が見届け人となる。藤兵衛が双方の刀を改めるとき、五郎兵衛の刀の目釘に細工をし、刀を降り下ろせないようにした。

細工されたことに気づいた五郎兵衛は、何とか伊之助を倒したものの、同時にその細工によって兄の真意を知る。それは「死を以て償え」というメッセージであった。既に堅気の人間を三人も殺めている以上、死罪は免れられない。仮に細工に気付かず伊之助に斬られればそれで終わる。

兄の真意を受け止め、自分にはもう進むべき道がないと悟った五郎兵衛は、自らの腹に刀を突き刺し、自害する。

==========

人違いで糠喜びさせられて面子を潰されたやくざが、逆恨みして人を殺し、自分も自害するという、何とも救いようのない悲劇である。

ぼくが演じたのは、五郎兵衛の子分・玉吉(笑)。台詞は以下の通り。

1.冒頭で、玄関先に訪ねてきた八百屋の藤助に対して。
「へい!どちらさんで…。なんや、八百藤やないか。おめえ、親分から言われとるやろうが!用事があるんやったら裏口に回れって!」

2.「親分に大事な話がありますさかい」と藤助に言われて。
「しゃーないのう…親分!!親分!!」

3.五郎兵衛とのやりとり。
「へい、八百藤のヤツが来とりますさかい。」

4.五郎兵衛から、八百屋は裏口に回れといってあるだろう、と叱責されて。
「へい、あっしもそう言うたんですが、何でも、親分に大事な話がある言うてまして…」

5.五郎兵衛から花見に行ったか、と問われて。
「へい、いまから七日前に行っとりやす。」

6.五郎兵衛からどんな様子だったかと問われて。
「旅人の伊之助に、酔っぱらいに絡まれとる娘さんを助けに行かしておりやす。」

7.縁談の話に喜ぶ五郎兵衛に。
「親分!おめでとうごぜえやす!」

8.旅人の伊之助の居場所を問われて。
「奥の旅人部屋で休んどりやす。」

9.旅人を呼んでこい、と言われて。
「旅人!旅人!親分が玄関で呼んでおりやす、来ておくんなはれ。」

10.伊之助にことづける結納金の仕度を催促されて。
「へい!ただいま!!持ってめえりやす!」

11.第一幕の最後、五郎兵衛の決め台詞に対して。
「おめでとうございます!!」

12.酔って「五郎兵衛を出せ」と悪態をつく藤助に対して。
「てめえ…いくら酔っぱらってるからってなあ、親分のことを五郎兵衛と呼び捨てにしやがったな!」

13.「五郎兵衛を五郎兵衛と読んで何が悪い」と開き直る藤助に対して。
「なんやとこらぁ!!承知せんぞ!!しばきたおしたろか!!」

14.騒ぎを聞き付けてやって来た五郎兵衛から何事だと問われて。
「へえ、藤介の野郎が、親分のことを五郎兵衛と呼び捨てにしやがったんで…あっしはもう、腹が立って…」

…と、当初はこの辺りまでであった。

だが、前日の稽古で…

15.五郎兵衛に刀を渡したあとのやりとり。
玉吉「親分!!いったいどちらへ?」
五郎兵衛「人を斬りに…」
玉吉「人を斬りに!?…いってえ、誰を?」
五郎兵衛「一人目は…」
玉吉「一人目は…?」
五郎兵衛「八百屋の藤助!!」

五郎兵衛「二人目は…」
玉吉「二人目は…?」

五郎兵衛「そして、最後は…」
玉吉「最後は…?」

16.五郎兵衛が出掛けたのを朝比奈藤兵衛に知らせる。
「オジキ!!オジキ!!親分が…人を斬りに…旅人の伊之助を斬りに行ってしまいました!!」

…というやり取りが追加された…。
(;´д`)

そして、当日の開演1時間前には…

17.朝比奈藤兵衛から、五郎兵衛を追いかけろと命ぜられて。
「親分!!親分!!」

…と叫びながら花道を駆けて行く、ということと、五郎兵衛と伊之助の決闘の際に、五郎兵衛にたすきを手渡す、というところまで追加されたw

(続く)

« It's hard to tell for now... | トップページ | There's no room for stopping to look back!! »

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« It's hard to tell for now... | トップページ | There's no room for stopping to look back!! »