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2011/05/23

What I want you to read is...

What I want you to read is...
朝から創志学園で授業。予告した本を持参。今日は漫画が中心だが、徐々に文字の割合を増やしていく予定。
(^^;)

いずれも一見したところ、英語の勉強とは無関係に見える。だが、僕は次のような意図を持って本を選んでいる。


【1】スキーマの拡大
→英文読解力を根底で支えているのは、僕たちの母語、つまり日本語の読解力である。スキーマ(英文を読んだときにその内容を理解するための準拠枠組み)を鍛えるためには、英文もさることながら、日本語で背景知識を蓄えておかねばならない。そのためにも、多種多様なジャンルの本を読み、普段は接点のない世界についても知っておくべきである。

【2】選択肢の拡大と動機付け
→英語に限らず、どんなことでも「学ぶ」ことには苦労が伴う。だが、何らかの確固たる目的があり、学ぶことに対する強い意志―motivation―を持てば、その苦労すら快楽となるはずだ(ドMになるということではないwww)。
→そのためには、低学年のうちから「自分は将来何になりたいか」をある程度決めておく必要がある。しかし、高校生が持っている選択肢は限られている。そこで、様々なジャンルの本を読み、生徒さんが選びうる選択肢を広げる手伝いをしなければならない。
→たとえば、彼らには「大学で社会学を学ぶ」という選択肢はないはずだ。何しろ、社会学なんてどんな学問なのかわからないのだから。だが、社会学の入門書を読んで興味を持てば、「大学で社会学を学ぶ」という選択肢が新たに作られる(もっとも、社会学を学んでも社会ではまず役に立たないし、「理屈っぽいひねくれ者」が出来上がるだけだがwww)。
→こうして「仮想進路」とでも呼ぶべき目標を設定できれば、つまり「動機付け」ができれば、その目標に至るまでの勉強の苦労も少しは軽減できるはずである。

【3】現実の社会を知る
→小説などのフィクションも必要だが、ルポなどのノンフィクションやビジネス書など、これから出て行く社会について書かれた本を読み、学校の外側にあるナマの現実について知るべきだと思うし、それが進路の選択にもつながるかもしれない。


…などと理屈(屁理屈)をこねてはみたけれど、要するにお節介なだけなのだwww

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コメント


こんにちは。

山添先生の意見に賛成です。

市井ではマンガ本は勉強にならない、と否定的ですが
漢字などスキーマー力をつけられるので良いと思っています。

****

山添玉基先生は受験参考書などを書かれる予定あるのでしょうか!?

> くまさん

僕自身漫画が大好きで(絵は描けませんが原作を書いて2年前に賞を取ったことがありますw)、漫画のメディアとしての有効性はつくづく感じています。

昨日の高校での授業でこんな話をしました。

「漫画はとても勉強に役立つ。ただ、絵のおかげで頭に入りやすいわけだから、それに慣れてしまうと文字だけの本が苦手になってしまう。だから、徐々に文字の割合が多い本に移行していこう。」

文字だけの本は、能動的に文字を読みとらねば先に進めませんが、漫画の場合、絵だけでも頭に入りますから、文字だけの本に比べるとそれほど能動的にならなくても内容が理解できるわけです。生徒さんにはそのことを理解してほしいと思っています。


参考書…書きたくて書きたくてウズウズしていますが、まだまだ勉強が足りません(泣)。もっとも、版権の関係で名前こそ出ていませんが、これまでかなりの数の問題集の原稿は書いています。
(^^;)

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