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2011/05/22

A prickle.

高校に持って行く本を見繕いながら、東浩紀さんの『郵便的不安たち』(朝日新聞社)を手に取り、読み返してみた。

以前にも書いたが、東さんは昔、ある予備校で講師としてご一緒させていただいたことがあり、講師室で何度かお話ししたことがあり、その頃から既に批評家として頭角を現していたが、いま、こうして読み返してみると、改めて、第一線で活躍する批評家の凄さを実感させられる。

エヴァンゲリオンに関する論考も含まれているので、エヴァ好きな生徒さんには是非読んでいただきたい。

今回読み返していてふと心に残ったのは、社会学者・宮台真司さんとの対談の一節。

===引用開始===
宮台さんの言葉を借りて言えば、僕なりのコミュニケーションツールなんですね。僕は哲学や思想に興味のない人たちにも話を通じさせよう、と思うから。そうすると力でねじ伏せるという発想になってくるわけですよ。「本を読んでないんだから、とにかく読めよ。君は哲学に興味がないかもしれないけれども、これだけのことをやっているやつが同時代にいたら、お前は何か思わないか」と圧倒して読ませると。読ませたら、哲学とか思想というのは面白いはずなんだから、それで引っ張ってこれるだろう。(p.454)
===引用終了===

「これだけのことをやっているやつが同時代にいたら、お前は何か思わないか」という問い掛けが、いまの自分にはぐさりと胸に突き刺さる。

忙しさにかまけて、惰性に流される自分に。

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