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2011/04/05

From now on

「震災ボランティアを志す皆様へ。[マンガ・愛ちゃんのボランティア 神戸日記]」というホームページを見た。

http://factory70.web6.jp/volunteer/

阪神・淡路大震災の後、足かけ3年に渡って神戸でボランティア活動を体験した方が描かれたマンガを、PDFファイルの形式で無料でダウンロードして読むことができる。

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2011年3月11日、東日本を大震災が襲いました。大勢が亡くなり、人も街も、大変な傷を負いました。ですが一方で、日本中のたくさんの心ある人たちが、被災地のために何か手助けをできないかと言っています。

そして中には、自ら被災地でボランティア活動をしたいと考えているかたも、いらっしゃることでしょう。このウェブサイトは、そうした方々にお読み頂きたくて、用意しました。
とりわけ、ボランティアが未経験の方には特に、ぜひ、一度目を通して頂きたいのです。

「とにかく駆けつけたい!」という熱い思いはとても素晴らしいものです。しかし、とにかくわが身一つで行けばなんとかなる、というわけではないのです。ボランティア活動にも、必要な心構えや準備があります。もし準備を怠ると、大変厳しい言い方ですが、逆に被災地のジャマになってしまうことも、あるのです。

「愛ちゃんのボランティア神戸日記」は、著者が震災ボランティアを通じて体験した現場、実際にあった失敗、もちろん喜びも、素直な視線と素朴なタッチで描いたマンガです。この本は阪神・淡路大震災の年、つまりいまから16年ほど前に刊行されたものですが、いま、この時こそ、最適な"参考書"になるはずです。

一度刊行した本の内容をウェブサイトで、しかも全編無料で公開するというのは異例のことです。ですが、「『助けたい』と思う方たちの心が被災地に生きてほしい、そして決して、無駄になどならないで欲しい」という思いから、無料公開を決めました。

ボランティア活動をしたい、と思う方々の志は、心から尊敬すべきものです。
どうかその善意が、本当の意味で被災地に届きますように。そんな思いを込めてこの作品を公開しています。
(http://factory70.web6.jp/volunteer/about-this-site.html)
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早速、ダウンロードして読ませていただいた。

ボランティアを志す人でなくても、読んでおくべきだと思う。

震災からまる2年以上経っても、まだ公園でコンテナ小屋の暮らしをせざるを得ない中年の女性。震災直後、避難所は満員で、他の人々と公園で暮らさざるを得なかった。避難所には物資が来たが、公園は「避難所ではない」という理由で市は公園で暮らす人々には物資の配給を行わない。避難所まで物資を取りに行ったものの、既に避難所にいる人たちに行き渡ってしまい、何も残っていない。

病人の同居人を抱え、収入は遺族年金のみ。公営住宅に入居を希望していたが、工事は遅々として進まず、災害復興住宅の抽選にも当たらず、2年以上経って市から立ち退きを勧告され、仮設住宅を斡旋された。

「ウチらが必死でこの場所で生活立て直しとう時 『避難所とちがうから知らん』ゆうといて 物資どころか『がんばって』のひと言もくれんと」

「入ったらまた追い出される」

「自分らのつくったハコに人をほりこんで 外見だけつくろうて 片付いた思いたいんかな 人を何やと思とんやろ」

この悲しい思いが、どうか東日本大震災で繰り返されないようにと願う。

復旧・復興と一口に言うけれど、何を持って復旧・復興が完了したと言えるのか。そんなことをあらためて考えさせられた。

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